こんにちは。
メガネノヒトです。
「せどらーのお悩み100連発」このコーナーでは、動画視聴者・ブログ読者・オンラインサロン会員からせどりぶに寄せられた質問に回答していきます。質問は、随時受け付けておりますので、お問い合わせからお気軽にどうぞ。
今回の質問はコチラ
ハンドルネーム:ゆうたろうさん
中古プリンターについて。
はじめまして。いつも動画を楽しく拝見しております。私は、新品・中古合わせてのせどりをしていますが、中古はキヤノンのプリンターが9割を占めております。(メンテナンスの技術を持っているためですが)
最近、倉庫内(?)での破損やユーザー先での破損で返品されることが多く、困っております。写真などを撮っておりますが、amazonからは「ユーザー先での破損はamazonは関与しない」と、補填も受け付けてくれません。何か対策はありますでしょうか?お忙しいとは思いますが、教えて頂けると幸いです。
発送前の検品時には確かに壊れてなかったのに…
商品は返品されてしまうし、お客様からは低評価を付けられるし、amazonからは補填も受けられない。まさに泣きっ面に蜂。散々ですね…。こんなとき、一体どうすれば良いんでしょうか?
せどりぶの回答
ご質問有難うございます!
実は、うちも散々やられたんですよー!今でこそ返品は減りましたけど、多いときは本当に多かったです。出荷前に検品したときには壊れていなかったのに、返品されてきた商品は確かに壊れているんですよね。どうやったらこんな風になるんだと、それくらいボロボロになった帰ってきた商品も有りました…
中古プリンターの返品が急増した話
2017年の年末だったと思うんですが、中古プリンターの返品率が急増したことがありました。壊れている商品が届いたというクレームがものすごく増えたんです。返品された商品を開梱してみると、スキャナーのガラス部分がバリバリに割れていたんです。それも何台も!
「どうやったらこうなるの?」という感じでした。
スキャナーのガラスってかなりの強度があって、カバーさえ閉じていれば10台重ねたって割れる事無いんですよ。10段重ねた状態でトラックで輸送したりしていましたが、割れたことはなかったです。何なら踏んづけたことも有りますが、それでも割れませんでしたからね。
これの原因と対策は後半に書きたいと思いますが、そんなこんなでせどりぶでもプリンターの返品が相次いだことが有りました。
amazonさんが補填してくれるケースも!
稀になんですが、amazonさんの方で補填してくれることも有りました。「あれ?amazonさん今日は随分気前良いんじゃないの!?」ってな感じで、補填してくれる時はすんなり受け付けて貰えます。
これね、お客さんの返品理由によるところが大きいんじゃないかなと思うんです。定かではないので、あまり書くのは控えようと思いますが。そんな感じがしました。
争点は商品破損のタイミング
出荷前には確かに壊れていなかった。お客様の手元に届いたときには既に壊れていた。じゃあ、いつ壊れたの?ここが分からない事には責任の所在がハッキリませんね。商品が壊れたタイミングは、以下の五つのケースが考えられます。
出荷する前
1つ目はこれ。実は、出荷前に既に壊れていたケース。要は検品漏れってやつですね。各せどらーさんの手元に商品がある時に壊れていたなら、当然責任はそのせどらーさんに有ります。補填は受けられなくて当然。
フルフィルメントセンターへの輸送中
2つ目。せどらーの手元を離れ、FCに到着するまでの間に壊れたケース。輸送会社が商品を乱暴に扱ったことが原因です。この場合は輸送会社に責任が有りますね。
ただし!梱包が甘かった場合はせどらーの責任です。(輸送会社の輸送約款を確認してみましょう。)
FCにて受け取り完了後
3つ目のケースは、FC倉庫に納品された後に壊れるケース。ピッキング作業中に壊してしまった、保管中に壊れてしまった等です。これはamazon責となります。たま~に、倉庫内での破損で補填されること有りますよね。
商品をお客様の手元に送り届けている時
4つ目は、FCからお客様への発送中に壊れるケース。これは輸送会社責となりますね。
客先での破損
最後がコレです。お客様が壊しちゃったパターンです。言わずもがなお客様自身の責任となります。
1と2つ目については、amazonさんには一切関係のない事ですので、当然amazonさんが補填することは有りません。逆に、3~5つ目についてはせどらーには一切関係のない事ですから、何らかの補填は受けられて然るべきでしょう。
amazonさんが補填してくれない理由
ズバリ!どのタイミングで壊れたのかが証明出来ないからです。
確かに、自前でいくら検品したと主張しても、それを証明するものが有りませんし。それに、輸送中に壊れたのかFCで壊れたのかも定かではありません。当事者が「私がやりました」と名乗り出てくれない限りは特定は困難です。要するに、証明しようが無いんですよね…
泣き寝入りするしかない
これが今回の結論になります。凄く悔しいことではありますが、証明出来ない以上はどうしようも有りません。仮に証明する手立てがあるとしても、そこにお金と時間を割くのは馬鹿らしいですよね。
せどりぶも泣き寝入りしていますので、根本的な対策をお教えすることは出来ません。
被害額はどのくらいあるのか?
ゆうたろうさんが、この手の返品をどの程度受けているのか存じ上げませんが、あったとしても数百件に1回程度じゃありませんか?せどりぶではその程度です。
誤差だと思って無視
数百万円の売上の内のわずか1万円程度です。「補填申請に時間と労力使うなら、他のことに使った方が稼げるんじゃね?」ってことになってしまうんですよ。泣き寝入りが一番得。
ただし!被害額が全体の5%も10%もある、というのであれば話は別です。さすがに無視できません。
輸送会社を変えたら返品が減った
冒頭お話しした、「中古プリンターの返品が急増した話」の続きになります。この時は返品率が5%を上回り、さすがに無視できない状況になったんです。原因を一つずつ潰していこう!という事で、まずは輸送会社を変えてみたんです。
するとどうでしょう?あれ程多かった返品が激減したのです。輸送会社に商品をぶっ壊されていたってことですね。
佐〇急便は二度と使いません。
何をするにもコレが大事!「費用対効果」を考えよう
今回一番お伝えしたいことはコレです。「費用対効果」
時給換算の考え方
費用対効果の考え方の一つに「時給換算」というものが有ります。
せどりをコツコツやっていたら、「自分の時給がこれくらいだな」って見えてくるじゃないですか。自分が1時間働くことの価値を数字として表したものが時給です。
じゃあ、今回の話に戻しましょう。お客様から商品が壊れているからと返品を受けました、その対策に何時間かかります?その対策をすることで取り戻せる金額はいくらですか?取り戻せる確率はどのくらいあるんでしょうか?こう考えていくと、泣き寝入りする方が得ってことになりませんか?
この時給換算の考え方は非常に便利で、あらゆる物事を決定するときの指標になります。覚えておくと幸せになれますよ(笑)
まとめ
・amazonへの補填申請はするだけ無駄。喜んで泣き寝入りしましょう。
・無視できないほど影響がある場合は、原因を究明しましょう。
・費用対効果を考えて行動しましょう。
せどりの悩み相談は、まだまだ受付ております。お問い合わせからお気軽にどうぞ。せどりに関することであれば何でもOKです。「せどりぶだったらこうする!」をお答えさせて頂きます。
それでは、メガネノヒトでした!ばいばーい!